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八王子市の大規模分譲地、販売好調

オリーブのシンボルツリーがある円形道路
クラブハウス外観

 トヨタホーム(株)とパナソニック ホームズ(株)は28日、大規模分譲地「八王子みなみ野リトヒルズ」(東京都八王子市、全170区画)を報道陣向けに公開した。

 JR横浜線「八王子みなみ野」駅から徒歩19~20分の立地。開発総面積は3万9,899.67平方メートル。

 まちの正面には、重厚感と高級感のある石積みのウォールとアイアン調のフェンスのタウンゲートを設置。敷地内の3ヵ所にはオリーブのシンボルツリーを植え、そこを囲うように道路を円形にすることで、車を減速させる仕様に。居住者の安全性を高めた。また、各所に歩行者専用道路も配した。

 タウンゲートを入って目の前に、クラブハウスを建設。このほど竣工した。3月より稼働を始める。キッチン付きのラウンジスペース、ウッドデッキ、予約制のワークスペース、防災倉庫等を用意した。当面は事業者側で運営し、2024年をめどに今後設立予定の居住者による管理組合に引き渡す予定。日本の元競泳選手・北島康介氏が代表を務める(株)IMPRINTが提供するウェルビーイング・コミュニティプラットフォーム「スポリューション」を活用。スポーツをはじめとしたさまざまなアクティビティやカルチャープログラムを提供し、コミュニティの形成を図る。

 建物は軽量鉄骨造2階建て。全棟ZEH仕様で、太陽光パネルも搭載する。22年10月に開始した第1期では、31区画を販売。敷地面積は165.06~175.57平方メートル、延床面積は100.12~111.69平方メートル。間取りは3LDK・4LDK。販売価格は6,000万〜6,500万円台。トヨタホームは15区画を販売し、完売した。パナソニック ホームズは16区画を販売し、14区画が契約済み。契約者は、近隣居住の30歳代ファミリー層が中心。長年開発されてきた、住宅地として人気の高い八王子みなみ野エリアで、最後の大規模分譲地ということもあり、高い反響を得た。その結果、当初予定よりも前倒しで販売を進めており、ゴールデンウィークに開始する予定だった第2期1次販売を3月下旬に開始する見込み。販売区画数は6区画(トヨタホーム3区画、パナソニック ホームズ3区画)の予定。

トヨタホームのモデルハウス
パナソニック ホームズのモデルハウス


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