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和歌山県白浜町の空き家をシェアハウスに再生

「シェアハウス白浜栄」外観

 阪急阪神東宝グループのオーエス(株)は1日、和歌山県西牟婁郡白浜町の空き家をリノベーションし、「シェアハウス白浜栄」として運営を開始した。

 同社は2020年より、白浜町にある銀行の保養所を再生したリゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR(アンカー)」を運営。入居企業や地域住民との交流会など、地域活性化に資するさまざまな取り組みを行なってきた。こうした活動で和歌山県、白浜町と連携を深めていく中で、和歌山県は空き家率が全国でも高いこと、白浜町にも多くの空き家があることを認識。新たな地域活性化の取り組みとして空き家の利活用事業をスタートし、町内の空き家1件をシェアハウスとして再生した。

 物件は、JR紀勢本線「紀伊富田」駅まで徒歩5分。延床面積は約207平方メートル、木造2階建て。

 空き家所有者と賃貸借契約を締結し、同社が改修費用を負担することで、空き家活用にコストをかけられない所有者側の課題を解決。その後、住まいのサブスクリプションサービス「ADDress(アドレス)」等に物件情報を提供し、短期の移住体験、ワーケーションや観光での滞在、ノマドワーカーやアドレスホッパーなど幅広いニーズに対応。また、「ANCHOR」利用者にも滞在施設として提供していく考え。


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