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東急プラザ銀座を売却/東急不動産HD

 東急不動産ホールディングス(株)は3日、東急不動産(株)が保有する商業施設「東急プラザ銀座」(東京都中央区)の譲渡を決定した。

 同物件を信託財産として信託の受益権を運用する、合同会社スペードハウスを営業者とする匿名組合に対し、匿名組合出資持分を譲渡する。譲渡先は三井住友トラスト・パナソニックファイナンス(株)。譲渡価格は非開示で、譲渡予定日は4月5日。長期経営方針において事業ポートフォリオマネジメントや資産ポートフォリオ入れ替え推進により効率性向上を図ることを掲げており、今回の譲渡はその一環。

 今回の譲渡により、東急不動産HDは、2023年3月期の連結損益計算書に減損損失211億円を特別損失として計上する見込み。この損失は、当期純利益の30%に相当する額以上だという。

 なお譲渡後は、同匿名組合は連結対象から除外され、同物件についても、連結貸借対照表から除外される。

 譲渡後も、同物件は東急プラザ銀座として東急不動産が運営を続ける予定。


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