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首都圏既存マンション、7ヵ月ぶりに成約増

 (公財)東日本不動産流通機構が10日に発表した2023年2月度の首都圏不動産流通市場動向によると、首都圏の中古(既存)マンション成約件数は3,240件(前年同月比3.0%増)で、7ヵ月ぶりに前年同月を上回った。1平方メートル当たりの成約単価は34ヵ月連続、戸当たり成約価格も33ヵ月連続で、前年同月を上回っている。

 既存マンション成約件数を都県別にみると、東京都は1,691件(同4.5%増)、埼玉県354件(同12.8%減)、千葉県393件(同6.2%増)、神奈川県802件(同6.6%増)となった。

 1平方メートル当たりの成約単価は68万7,100円(同9.9%上昇)、戸当たり平均価格は4,359万円(同8.3%上昇)と、共に3年近く前年同月比プラスが続いている。

 新規登録件数は1万6,343件(同26.2%増)と前年同月に比べ大きく増加。在庫件数は4万4,760件(同20.1%増)と13ヵ月連続の前年同月比プラス。在庫件数は22年6月から9ヵ月連続で増加率2ケタを記録。その中でも当月は最大の増加幅となった。

 既存戸建ての成約件数は1,057件(同13.4%減)と、14ヵ月連続で前年同月を下回った。平均成約価格は3,863万円(同2.5%上昇)と28ヵ月間前年同月比でプラスが続いている。


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