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沖縄県に進出。那覇港付近に物流施設/GLP

「GLP 沖縄浦添」外観

 日本GLP(株)は13日、BTS型物流施設「GLP 沖縄浦添」(沖縄県浦添市)の竣工式を執り行なった。沖縄県下最大規模の物流会社である(株)あんしんと協働で開発。同社の基幹施設「あんしん総合流通センター」として稼働する。なお、日本GLPが沖縄県で物流施設を開発するのは初めて。

 沖縄自動車道「西原IC」から約6.0km、那覇港から約6.4km、那覇空港から約12.5km、県内の広域配送に適した立地。敷地面積約2万8,905平方メートル。鉄骨造地上4階建て、延床面積約6万1,968平方メートル。

 3階へのスロープを設けることで、2フロア(1・2階、3・4階)での効率的なオペレーションを可能とする。同県は軽自動車の保有台数が多いことから、軽自動車用の駐車場を含め約270台分の駐車場を整備し、通勤利便性を高めた。また、カフェテリアや展望デッキを設置するなど、就労環境への配慮も行なった。

 BCP対策としては、非常用発電機や電気室を上層階に設置し、高潮対策を実施。防錆を施すなど、気候風土に合わせた設計とした。

 ZEB Ready認証を取得。今後、CASBEE認証も取得する予定。

 日本GLP代表取締役社長の帖佐義之氏は、「『GLP 沖縄浦添』は、物流が集積し発展が期待される那覇・浦添エリアに位置する希少な先進的物流施設。地域のニーズにマッチした先進的物流施設を提供することで、沖縄の物流の発展をサポートしていきたい」などとコメントした。


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