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個別のサービスを連携させ業務効率化を提案

 不動産会社向けの業務支援システム等を開発する(株)レックアイは14日、iPaaSによる不動産業務効率化ソリューション「不動産業務Connect(コネクト)」の提案を開始すると発表。同日、同社代表取締役の鈴木徳之氏が会見し、概要を説明した。

 「iPaaS」とは、クラウドサービス等で利用する複数のシステムやアプリケーションを統合的に連携させるプラットフォームサービスのこと。これまでは異なるサービス間でのデータ連携には人の手による何らかの操作が必要だったが、それらをシステムによって連携させ作業を自動化させることによって業務の効率アップを図る。同社では、これまでのシステム開発等で培ってきた知見やノウハウを生かし、業務効率化を検討している企業に対して、通常の業務フローをヒアリングした上で、現状分析・解決策の立案・実装・運用までワンストップで対応する。

 例えば、家賃の入金管理について、これまではファームバンキングからの入金情報を不動産会社の会計システムに“人が”入力し、そこで未入金の入居者を“人の手で”抽出、SNSやSMSで督促を行なうケースが多い。その各システムをiPaaSによって連携させることで、人の手で行なっていた一連の作業をすべて自動化し、業務の効率化を図ると共に、確実性を高めることができる。同社では、売買仲介や賃貸仲介など他の業務でも、こうした業務効率化を提案していくとする。「売買仲介や賃貸仲介、ディベロッパー、マンション管理、経理関連など、不動産会社のさまざまな業務フローの効率化を提案できる。当面は実績を積み上げていき、ゆくゆくはパッケージ商品の開発につなげたい」(同氏)。

 一般的なシステム構築に比べ、不動産会社の従来業務への影響が小さいのも特徴。「コンサルティングサービスに近いものだ。その企業がすでに利用中のサービスをそのまま生かせる。ゼロからシステムを組み上げるよりも安価に業務効率の向上を図ることができる」(鈴木氏)。


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