不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

三井不レジ、多拠点居住サービスに保育付きプラン

 三井不動産レジデンシャル(株)は、現在トライアル中の多拠点居住サービス「n’estate(ネステート)」に、未就学児を持つ子育て世帯向けの保育サービス付きプラン「n’estate with kids」を追加。14日より募集をスタートし、5月13日より利用を開始する。

 「ネステート」は、都心や地方都市に所在する同社の賃貸マンションや、三井不動産グループ企業およびパートナー企業の施設を活用し、ライフステージの変化やその時の気分に合わせて生活拠点を変えられるサービス。今回追加した「with kids」プランは、事前の利用者インタビューにおいて、子育て世帯は多拠点居住に興味はあっても日中仕事をしながら子供の面倒をみるのは難しいというハードルを解消するため、滞在地での保育環境を整備したもの。地域の行政サポートのもと、現地の保育園に受け入れに協力してもらうことで、子育て中でも多拠点居住をしやすくする。

 「ネステート」は、2022年9月にトライアルをスタートし、都市型8施設、郊外型2施設でサービスを提供している。開始から1ヵ月ですべての拠点で申し込みを受けるなど好反響を得ており、利用者の年齢層も幅広い。

 「n’estate with kids」プランの開始にあたり、「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(ショウナイホテルスイデンテラス)」(山形県鶴岡市、総客室数119室)、「カラリト五島列島」(長崎県五島市、総客室数48室)の2ホテルの利用について運営会社(山形デザイン(株)・(株)カラリト)と「まちづくり包括連携協定書」を締結。その上で、山形県鶴岡市と酒田市、長崎県五島市と連携し、両施設での滞在中に未就学児を近隣の連携保育園で一時預かり保育ができるようにした。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら