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学情、川崎信金職員と学生が同居するレジデンス

「かわしん百合丘ビル」外観
信金職員と学生が共同利用する食堂

 (株)学生情報センターは15日、今月末入居開始予定の学生向けレジデンス「かわしん百合丘ビル」(川崎市麻生区、総戸数86戸)を関係者に公開した。

 川崎信用金庫が創立100周年記念事業として建設した、同社職員と学生向けレジデンス。川崎信金が地域活性化への貢献を目的に企画したもので、職員と学生との交流、運営後のイベント開催、インターンシップの機会提供、卒業後のキャリア支援等を通じて、入居する県外出身者や留学生の就職支援につなげる。学生情報センターは、川崎信金から打診され、企画段階から連携。学生が利用する住戸と共用部、建物全体の管理運営を担う。特定の企業の社員と学生が同居するレジデンスの運営は、初めての試み。

 小田急線「百合ヶ丘」駅徒歩2分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造地上9階地下1階建て。川崎信金の職員は7・8階の16戸を使用、残り70戸を学生が使用する。また、4階14戸は女性専用とした。1階は店舗で、歯科医院が入居する。

 最上階(9階)を職員・学生が共同利用する食堂とし、朝夕の食事を提供する。住戸は、学生向けが約16平方メートル、職員向けが約25平方メートルのワンルーム。浴室・トイレ・洗面付き。椅子・机・ベッド・洗濯機・冷蔵庫・電子レンジが備わる。

 賃料は、月額5万5,000~6万2,000円。共益費2万3,000円、水道代2,750円。食事は任意で月額2万5,300円。学生向け住戸は6割が申し込み済み。入居者の通学校は、明治大学、専修大学、和光大学、玉川大学、昭和音楽大学など。女性比率は7割。留学生は1割。

学生向けの居室。家具家電が備わる


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