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「相鉄・東急新横浜線」が開通

18日早朝、「新横浜」駅を出発する1番電車

 「相鉄・東急新横浜線」が18日に開通し、同日より相鉄本線・いずみ野線と東急東横線・目黒線の直通運転が始まった。

 同線は、相鉄本線「西谷」駅(横浜市保土ヶ谷区)から東急東横線・目黒線「日吉」駅(横浜市港北区)の10.0kmを結ぶ路線。2010年より「相鉄・JR・東急直通線」として整備が進められ、19年「西谷」駅~「羽沢横浜国大」駅間が先行開業し、「羽沢横浜国大」駅を介してJR線との相互直通運転を開始。18日、「新横浜」駅(同)を経て「日吉」駅に至る残り区間が開業した。(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構により整備され、相鉄および東急は利用料を払い電車を運行する上下分離方式が採用された。

 「西谷」駅~「新横浜」駅間が「相鉄新横浜線」、「新横浜」駅~「日吉」駅間が「東急新横浜線」となり、新たに「新横浜」駅と「新綱島」駅(横浜市港北区)が設けられた。相鉄線は、同線を介して東急東横線・目黒線と直通、さらに両線を経由して東京メトロ副都心線・南北線、埼玉高速鉄道線、東武東上線、都営三田線へも相互直通。1都2県にまたがる広大な鉄道ネットワークを構成する。

 同線の開通により、相鉄沿線の横浜市南部や神奈川県県央部から乗り換えなしで都心へのアクセスが可能となり、所要時間も大幅に短縮される。また、都内の東急線沿線から新横浜へのダイレクトアクセスが実現。東海道新幹線を「品川」駅から利用する場合よりも、関西方面への所要時間が短縮される。1日の運行本数は約100往復(上下約200本)。


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