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リバブル、買い換え相談時にAI査定を導入

 東急リバブル(株)は20日、新築マンションや新築戸建販売における買い換えの相談に「マンション価格査定AI」を導入したと発表した。

 同社の新築販売において、顧客が所有しているマンションの売却資金を充当して新築物件の購入を検討している場合、これまで新築販売担当者は直接査定業務を実施できず、所有不動産所在地を担当する売買仲介店舗へ査定業務を依頼していた。そのため査定額を提示するまで、数日から1週間を要していた。

 同社は2021年に売買仲介の実務で利用可能な同社独自のAIシステムを開発。22年度より売買仲介店舗での利用を開始し、買い換え相談にも十分に活用できる査定結果の算出精度が確認できた。そこでこのAI査定を新築販売現場でも利用できるよう改修。通常、売却査定を行なわない新築販売の担当者でも算出できる仕組みを構築した。

 AI査定の導入により、初期の商談時点で査定額をスピーディに提示するとともに、より適正な資金計画の提案が可能となる。また、買い換え相談~査定、顧客への報告・提案というこれまで3~7日間かかっていた業務を即日で完了できるようになり、業務効率化を実現する。

 同社は、今回導入するマンション版に続き、土地・戸建版価格査定AIを開発中。23年度のリリースを予定している。


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