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三菱地所、マンションのスマートホーム化を加速

 三菱地所(株)は3日、(株)つなぐネットコミュニケーションズとの間で、三菱地所の総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」の販売店契約を締結したと発表。物件のスマートホーム化を加速する。

 ホームタクトは、照明やエアコン、給湯器、カーテンやロボット掃除機といった複数メーカーの機器を1つのアプリで操作できるサービス。ユーザーはログインするだけでホームオートメーションを自由にカスタマイズして利用できる。日本の不動産市場でのスマートホーム普及の支障となっていたメーカーごとに異なるアプリを使用しなければならない点や、設置・設定の難しさ、不十分なアフターケアといった課題を包括的に解決するものとして提供している。

 ホームタクトとつなぐネットのマンション全戸一括インターネットサービスを協業させることにより、マンション等へのスマートホーム導入加速を期待している。つなぐネットは、両サービスを合わせて提案することで、入居後すぐにインターネットとスマートホームサービスが使える環境をつくっていく。

 三菱地所は、販路を拡大することで、スマートホームの導入を拡大・物件価値や顧客体験の向上、スマートロックを活用した管理DXやCO2排出削減につなげていく考え。今後は、ディベロッパーや賃貸管理会社、インフラ事業者に対してシステム提供をしていくほか、販売会社との協業を進めていくという。


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