日鉄興和不動産（株）は6日、3月31日に竣工したBTS型物流施設「LOGIFRONT尼崎III」（兵庫県尼崎市）の竣工式を執り行なった。
同施設は、阪神高速道路湾岸線「尼崎東海岸」ICより約1km、「中島」ICより約4km、阪神高速道路神戸線「尼崎東」IC・「尼崎西」ICより約5kmに立地。敷地面積約2万3,382平方メートル、延床面積約4万8,920平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階建て。
1階を鉄骨鉄筋コンクリート構造とすることで南北の両面バースや防火区画の全面シャッター対応を可能とした。津波・高潮を想定した受変電設備の嵩上設置を実施。環境負荷低減の取り組みとして、全館LED照明の採用、太陽光オンサイトPPAサービスの導入（設備容量約1.5MW）等も行なった。
また、設計着手時よりトナミ運輸（株）への1棟賃貸が決まっていたことから、同社の要望を反映。仮眠室、更衣室、バス・シャワールームおよび洗濯コーナー等を設け、快適な就業環境を実現した。
トナミ運輸（株）は現在の尼崎支店を同施設に移転。1階を貨物自動車運送業の拠点、2～4階を3PL事業の新拠点とする。