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首都圏既存マンションの成約件数、2ヵ月連続増

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2023年3月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,442件(前年同月比1.1%増)と、2月に続いて前年同月を上回った。都県別では、東京都1,867件(同3.4%減)、埼玉県359件(同8.4%減)、千葉県412件(同1.7%増)、神奈川県804件(同0.2%増)と、東京都、神奈川県、千葉県が2ヵ月連続で前年同月を上回った一方で、埼玉県は、22年1月から15ヵ月連続で前年同月を下回った。

 1平方メートル当たりの成約単価は69万8,300円(同6.8%上昇)と、20年5月から35ヵ月連続で前年同月を上回った。戸当たり平均価格は4,441万円(同6.8%上昇)と、20年6月から34ヵ月連続で前年同月を上回っている。新規登録件数は1万7,230件(同24.4%)と大幅増となり、3ヵ月連続で前年同月を上回った。在庫件数は4万5,125件(同19.8%増)と2ケタ増で、22年2月から14ヵ月連続で前年同月を上回っている。

 既存戸建ての成約件数は1,186件(同7.8%減)と、22年1月から15ヵ月連続で前年同月を下回った。平均成約価格は3,914万円(同4.6%上昇)と、20年11月から29ヵ月連続で前年同月を上回った。


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