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買い時と思う理由、1位は「価格が上昇しそうだから」

 (株)リクルートの調査研究機関であるSUUMOリサーチセンターは、「『住宅購入・建築検討者』調査(2022年)」の結果を発表した。過去1年以内に住宅購入・建築、リフォームについて具体的な行動をとった、首都圏、関西、東海、札幌市、仙台市、広島市、福岡市在住の20~69歳の男女を対象に調査した。有効回答数は5,335人(集計対象:3,475人)。

 住宅の買い時感について聞いたところ、22年が買い時と「思っていた」は44%、「思っていなかった」は25%に。買い時だと思っていないとの回答割合は19年から徐々に増加している。買い時だと思った理由は「これからは住宅価格が上昇しそう」(47%)がトップに。

 検討している住宅の種別のトップは「注文住宅」(56%)。次いで「新築一戸建て」「新築マンション」(いずれも32%)、「既存(中古)一戸建て」(29%)、「既存マンション」(26%)の順。「既存一戸建て」と「リフォーム」(15%)の検討率が19年以降で最も高くなった。

 新居で解決したい元の住まいの課題については、1位「住宅費がもったいない」(24%)、2位「収納が狭い」(22%)、3位「間取り(部屋の配置・数)が良くない」(18%)の順。なお6位には「省エネ・断熱性能が悪い」(15%)が入り、この回答ではこれまでで最も高順位に。

 また、住まいを探す際の重視条件については「価格・家賃」(48%)がトップだが、21年と比べると回答割合が減少した。2位は「周辺環境」(42%)、3位は「生活利便性」(40%)。「太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用」は18位(15%)だが、20年以降で最も高い割合を占めている。


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