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新築戸建てのZEH比率93%に/積水ハ

 積水ハウス(株)は24日、2022年度の自社住宅のZEH比率を発表した。

 新築戸建てのZEH比率が93%と過去最高を記録。3月末時点の累積供給戸数が7万6,509棟となった。戸建て以外では、賃貸住宅においては「入居者売電方式」を標準採用し、25年度同75%を目標とし、22年度は同65%となっている。また、分譲マンションでは、22年度販売ベースで同88.8%。23年度以降に販売する同社分譲マンション「グランドメゾン」はすべてZEH化する計画だ。このほか、リフォームや非住宅の分野でも環境配慮を強化している。

 この結果、同社の戸建て、賃貸、分譲マンションの居住時に排出されるCO2の削減効果は13~22年度までの累計で109万tとなった。

 また同社では、ZEH賃貸住宅「シャーメゾンZEH」の居住者アンケートを実施し、232世帯から回答を得て、その分析結果を公表した。

 夏の室内環境について、「快適」が40%、「やや快適」が52%と、9割以上がポジティブな評価を行なっている一方、夏期の電気料金については「減った」という回答が67%と3分の2を占めた。さらに、「退去後もZEHを選ぶ」という入居者は「そう思う」「ややそう思う」合わせて78%に達しており、「賃貸住宅だけでなく、建売や注文住宅のZEH化にも波及効果がありそうだ」と分析している。


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