不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

旭化成H、残価設定ローンの取り扱いを開始

 旭化成ホームズ(株)は26日、残価設定型住宅ローン「ヘーベルハウス・アフォーダブルプラン」の取り扱いを、4月1日より開始したと発表した。

 楽天銀行(株)および(一社)移住・住みかえ支援機構(JTI)と共同開発した住宅ローン。楽天銀行住宅ローン(金利選択型)を基に、あらかじめJTIが設定した残価設定月以降選べる「残価買い取りオプション」「返済額軽減オプション」を設ける。

 「残価買い取りオプション」は、JTIまたはその関連法人が住宅ローン残高と同じ金額で物件を買い取るもの。「返済額軽減オプション」は、月額返済額を3~4割に抑えることができるリバースモーゲージに移行するもの。

 また、残価が設定されたすべての住宅に「かせるストック証明書(定額型)」を発行。住宅ローンを借りたまま、家を賃貸化し、家賃収入でローン返済を行なえるようにする。その場合はJTIの「マイホーム借り上げ制度」を適用。JTIが定める基準を満たした優良な住宅を借り上げ転貸運用することで、一度入居者が決まればその後空き家になっても一定の家賃を支払う。

 同ローンの対象は、ヘーベルハウス建設に伴う土地・建物取得費用。取扱エリアは、ヘーベルハウス展開エリア全域。同ローンにより、従来のように取得した戸建住宅を「終の棲家」とし子世代に引き継ぐという選択肢だけでなく、売却・賃貸化・住み替え等、さまざまな選択肢から顧客自身がライフステージに合うものを選べる環境を整える。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら