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国交省、「重ねるハザードマップ」をUD化

 国土交通省は26日、同省ウェブサイト上でさまざまな災害リスク情報を重ねて表示することができる「重ねるハザードマップ」のユニバーサルデザイン(UD)化に着手したと発表。

 同省は2021年12月、有識者や視覚障害者で構成される「ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会」を設置。地図情報だけでは視覚障害者には伝わらないといった課題解決へ向け、あらゆる人が災害リスク情報を把握して、避難に活用できる「わかる・伝わる」ハザードマップのあり方について検討してきた。

 今回の取り組みは、その検討結果を踏まえたもの。アイコンや地図上をクリックしなくても住所を入力する、または現在地を検索するだけで、その地点の自然災害の危険性や災害時にとるべき行動などが自動的に文章で表示される機能を追加。目の不自由な方でも、音声読み上げソフトを利用することで自宅等の災害リスクを知ることができるようにする。

 これらの改良について、今年の出水期(夏~秋)までの実装を目指す。


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