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空き家活用事業、初弾の入居者募集を開始/小田急不

初弾物件の外観
初弾物件の内観

 小田急不動産(株)、omusubi不動産((有)トノコーポレーション)は10日、空き家サブリース事業「小田急ありのまま賃貸~空き家活用DIY賃貸」について、4月に初弾物件「中央区佃2丁目長屋」(東京都中央区)を借り上げ、入居者募集を開始したと発表。

 小田急線沿線に顧客基盤を有する小田急不動産と、DIY賃貸の運営で豊富な実績があるomusubi不動産のノウハウを掛け合わせ、未活用資産の有効活用、人口流入の促進により、小田急線沿線の価値向上を目指す取り組み。小田急不動産が物件オーナーから空き家を借り上げ、omusubi不動産がDIY可能な賃貸物件として入居者に賃貸する。

 初弾物件は、東京メトロ有楽町線「月島」駅徒歩3分、都営大江戸線「月島」駅徒歩3分に立地。木造地上2階建て。専有面積は85.94平方メートル、間取りは3SDK。大正時代に建築されたと推定される建物だが、耐震補強工事を施したため、入居者が好みに合わせたDIYが可能。住居以外にもアトリエや店舗等の用途でも使用できる。賃料は12万円。

 物件オーナーは相続時に賃貸運用を検討していたが、多額のリフォーム費用がかかることから、活用方法に苦慮していた。その折に同事業を知り、最小限の費用負担で賃貸できること、空き家の維持・保全に手間がかからなくなること、DIYによる再生で資産価値の向上につながること等にメリットを感じ、依頼した。

 今後も両社は、小田急線沿線を中心に、同事業を積極的に展開していく。


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