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不動産会社選び、約4割が「オンライン対応」を重視

 (株)いえらぶGROUPは16日、不動産の電子契約に関する調査アンケート結果を発表。

 調査対象は、いえらぶポータル利用ユーザーやTwitterアカウントフォロワー等の「エンドユーザー」(有効回答1,542件)と、いえらぶCLOUDを利用している不動産会社の従業員等の「不動産会社」(有効回答475件)。調査期間は2023年4月17日~5月9日。

 エンドユーザーに今後部屋を借りる場合に電子契約を使いたいかを尋ねると、「使いたい」が32.2%、「どちらかといえば使いたい」が44.0%と、7割以上が使いたいと答えた。また、不動産会社選びで重視するポイントでは、約4割が「オンライン対応が可能」と回答した。

 一方、不動産会社に電子契約の導入・利用状況を聞くと、賃貸管理会社は「導入済み」が13.7%、「導入を検討している」が41.2%、賃貸仲介会社は「利用したことがある」が55.6%、「利用したい」が31.9%となり、エンドユーザーの利用ニーズに対して導入・利用実態は高くないことが分かった。

 「導入を検討している」と回答した賃貸管理会社にその理由を尋ねると、「契約にかかる期間の短縮」「ペーパーレス・保管場所の削減」に次いで、「作業量の削減」が上位に。しかし、「導入済み」の会社にメリットを聞くと、契約時間の短縮やペーパーレス化の効果は実感している一方で、作業量削減の効果はあまり感じられていなかった。


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