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三井不レジ、四条河原町で寺院一体開発マンション

「パークホームズ四条河原町」完成予想図

 三井不動産レジデンシャル(株)は、分譲マンション「パークホームズ四条河原町」(京都市下京区、総戸数81戸)の事前案内会を27日より開始する。

 同物件は、阪急京都線「京都河原町」駅徒歩3分に立地する、地上10階建て、延床面積約8,100平方メートルの分譲マンション。約400年を超える歴史を持つ「透玄寺」との寺院一体開発。約1,470平方メートルの寺院敷地を借り上げ(地上借地権)、マンションを建設する。定期借地権期間は70年間(2096年2月9日まで)。

 透玄寺の歴史や記憶を継承するために、透玄寺の往時の設えを物件デザインに反映。前面道路からのアプローチには門構えを設え、柱には透玄寺の特徴である弁柄色を採用。瓦にはかつてと同じ「透」の銘が入ったものを新たに焼き直した。

 約5mの二層吹抜けのエントランスホールには、西陣織の老舗「HOSOO」のアートピースや西陣織をイメージした菱格子のデザインウォールを設え、階段を上がった2階には花器や三重菱格子の仕切りなど、伝統工芸が彩るコリドーを設置。屋上のエアーテラスには、枝垂れ桜などの風情ある植栽や白川砂利を敷き詰めた枯山水風の庭園を設けるなど、京都の伝統を共用部デザインにもいかした。

 再生可能エネルギーの一括受電や屋上への太陽光パネルの設置などで、BELS認証における「ZEH-M Oriented」の取得を予定。販売開始は7月上旬、建物竣工は25年2月下旬を予定している。販売は、京都レジデンシャルサロン(京都市下京区)に加え、東京・日本橋にも案内窓口を設ける。


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