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旭化成レジ、東京・麻布台のマンション建て替え

「アトラス麻布台」外観イメージ
「飯倉三生マンション」外観

 旭化成不動産レジデンス(株)は26日、参加組合員として建替組合と共に、「飯倉三生マンション建替事業」(東京都港区)を着工したと発表した。

 東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線「麻布十番」駅徒歩6分に立地。敷地面積523.65平方メートル。従前建物は1971年築、鉄筋コンクリート造地上7階建て。総戸数17戸で、住戸の間取りは2LDK・3LDK。

 築後50年が経過し、構造躯体へのひびや爆裂などによる耐震性の問題や、雨水の侵入、漏水など排水設備の不具合など物理的な劣化が生じ、防火区画の未整備、二方向避難動線の未確保、遮音性の低さなど安全性や快適性の面でもさまざまな問題点を抱えていた。2015年に実施した建物調査・診断で、改修にも多額の費用が掛かることが判明したことなどから、建て替えが必要と判断された。

 同マンション管理組合は20年7月、事業協力者として同社を選定。21年8月にマンションの建替え等の円滑化に関する法律に基づく除却の必要性に係る認定を受け、同年11月に同法の要除却認定マンションに係る容積率特例許可を取得したうえで、22年1月に建替組合を設立した。

 建て替え後の「アトラス麻布台」は、延床面積4,488.19平方メートル、プレストレスト鉄筋コンクリート造地上17階地下2階建て。総戸数34戸。第1期販売は、23年9月下旬に開始する予定。住戸は2LDK、専有面積が76.09~88.67平方メートル。戸数と価格は未定。

 竣工は、25年10月下旬、引き渡しは同年12月下旬の予定。


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