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オフィスの総合収益率、4期連続で上昇

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は29日、2022年12月末時点の「JREIオフィス投資インデックス(JOIX)」を公表した。

 全国13都市81ゾーンに設定した地価公示地点からオフィスビル適地を選定し、当該地点上に最有効使用のオフィスビルを設定、調査したもの。半期(6・12月末)ごとに実施して収益率を試算した。

 総合収益率(インカム収益率+キャピタル収益率)は東京都心5区が7.75%(前期比1.15ポイント上昇)、大阪市が9.98%(同1.00ポイント上昇)となった。新型コロナの影響で20年6月以降2期連続で低下していたが、20年12月を底に4期連続で上昇した。

 インカム収益率(純収益÷期首の資産価格)は都心5区で4.30%(同0.16ポイント下落)、大阪市が5.87%(同0.30ポイント下落)。空室率の上昇や賃料の下落等でやや低下傾向で推移している。

 キャピタル収益率(〔期末の資産価格-期首の資産価格〕÷期首の資産価格)は都心5区が3.45%(同1.31ポイント上昇)、大阪市4.10%(同1.3ポイント上昇)となった。


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