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「自宅以外に居場所がある人」の幸福度高く

 (株)博報堂DYホールディングス傘下のソーシャルビジネススタジオ(株)SIGNING(サイニング、東京都港区、代表取締役社長:亀山淳史郎氏)はこのほど、調査結果「IBASHOレポート〜私のアイデンティティと場所からビジネスを考える〜」を公開した。

 時代とともに変化している生活者の「居場所」のあり方について、(株)読売広告社、(株)環境計画研究所と共同で、インターネットアンケートを実施した。調査対象は、16~89歳の男女で、サンプル数は3,400。実施時期は2022年11月。

 調査の結果、居場所の平均は2.64ヵ所だった。Z世代の居場所はオンライン上にも広がっており、年齢・性別問わず、「居場所」と聞いて思い浮かべるものは人それぞれで異なっていることが分かった。回答者全体の約90%以上が「居場所を必要」と考えており、比較的女性の方が必要性を感じていた。

 幸福度の平均点が一番高かったのは、「自宅+自宅以外(職場や公園・SNSなど)に居場所がある」と回答した層で、70%以上が10点満点中7点以上を示した。「自分だけで完結できる感情」だけではなく、「他者がいてこそ成り立つ感情」も含めて多くの感情を満たせることを場所に求めていることも分かった。


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