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プロロジス、再エネ利用最適化に向け実証事業

 プロロジスは29日、「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」を開始すると発表した。

 同実証事業は経済産業省が公募した「令和5年度 蓄電池等分散型エネルギーリソース次世代技術構築実証実験」のうち「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」に採択されたもの。テラスエナジー(株)がリーダーとなり、プロロジスや豊田通商(株)等を含む9社で構成されるコンソーシアムが、2024年2月までの期間に実証に取り組む。

 再生可能エネルギーは発電量が天候に左右されるため、発電予測・余剰事自己托送予測の精度向上が不可欠とされている。今回の実証では、テラスエナジーが提供する発電電力の利用最適化や発電予測・余剰予測等を行なう総合バーチャルパワープラント(VPP)プラットフォームサービス「ReEra」を用いて検証を行なう。実証に用いる「ReEra」の機械学習には、プロロジスが運営する物流施設「プロロジスパーク草加」に設置予定である蓄電池と太陽光発電などのデータを活用する。

 具体的には、太陽発電の発電予測・余剰予測の精度向上を図る「再エネ余剰アグリゲーション実証」の他、蓄電池を機械学習や統計モデルと用いて制御し、インバランス調整を検証する「発電側蓄電池の利最適化のためのマルチユース制御実証」、蓄電池の充放電制御による電力使用のピークカットを検証する「需要側蓄電池の利用最適化のためのマルチユース制御実証」を行なう。


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