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賃貸セグメントは増収増益/三井不24年3月期1Q

 三井不動産(株)は4日、2024年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~6月30日)は、売上高5,613億6,400万円(前年同期比2.7%減)、営業利益804億1,000万円(同4.3%増)、経常利益728億5,900万円(同0.8%減)、四半期純利益858億5,100万円(同62.2%増)。

 賃貸セグメントでは、前期に竣工した「50ハドソンヤード」(米国)の収益・利益の拡大に加え、既存商業施設の売り上げ伸長、「ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」(大阪府門真市)の新規開業効果等により、営業収益1,978億1,800万円(同10.0%増)、営業利益441億4,000万円(同12.0%増)となった。なお当期末時点の同社首都圏オフィス空室率(単体)は3.2%。

 分譲セグメントでは、国内住宅分譲において、「パークコート神宮北参道 ザ・タワー」(東京都渋谷区)の引き渡しの進捗等により増収増益。一方、投資家向け・海外住宅分譲等は、契約済み物件の引き渡しが第2四半期以降であるため減収減益に。結果、セグメント全体の営業収益は1,461億5,700万円(同27.7%減)、営業利益は301億1,800万円(同29.8%減)となった。なお、国内の新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,350戸に対する契約進捗率は87%。

 通期は、売上高2兆3,000億円、営業利益3,300億円、経常利益2,450億円、当期純利益2,100億円を見込む。


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