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And Do、既存住宅の買取再販事業を強化

 (株)And Doホールディングスは18日、2023年6月期の決算説明会をオンライン方式で開き、代表取締役社長CEOの安藤正弘氏が同期の振り返りと、今後の事業計画等について語った。

 同期の決算概要は8月14日のニュースを参照。当期はハウス・リースバック事業および不動産売買事業が好調に推移したことから、売上高・経常利益・当期純利益が当初計画を達成した。

 ハウス・リースバック事業は、新規仕入れ契約件数は1,238件(前期比13.6%増)となり、累計保有件数は673件(同28件増)・保有総額105億600万円(同14億円増)まで拡大した。保有物件のHLBファンドへの売却は過去最高の48億8,000万円を記録。不動産売買事業では前期に大きく営業を増員したことに伴って取扱件数が拡大。当期の営業人員数は34.4人(同0.8人増)で、仕入れ件数は1,126件(同289件増)・販売件数は640件(同50件増)と共に増加した。

 来期以降は、ハウス・リースバック事業のさらなる伸長を図るほか、不動産売買事業において既存住宅の買い取り再販事業に強化することを明らかにした。安藤氏は、「不動産マーケットに既存住宅の時代が到来していることを感じている」と語り、当期の買い取り再販の売上高29億円を、人員投入などを進め29年6月期に売上高350億円規模に成長させる青写真を描く。「当社にはこれまで新築住宅や既存住宅流通で培った売却の強さがあるため、売れ筋の商品が分かる。そうした強みを生かし、他社は買い取り対象にはしない住宅でも買い取っていくことができる」(安藤氏)などと話した。同社では、海外(タイ)において既存住宅買い取り再販を手掛けている実績とノウハウを生かしていくという。


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