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東京・世田谷でBrillia初の「ZEH-M」/東京建物

「Brillia 深沢八丁目」外観イメージ

 東京建物(株)は6日、新築分譲マンション「Brillia(ブリリア)深沢八丁目」(東京都世田谷区、総戸数38戸)について、国土交通省「令和5年度サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」に採択されたと発表した。

 同物件は、東急田園都市線「桜新町」駅より徒歩9分に立地。敷地面積約2,938平方メートル、延床面積約3,407平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階建て。
 住戸の間取りは2LDK~4LDK。全住戸の開口部にアルミ樹脂複合サッシとアルゴンガス入りLow-Eガラスを採用するほか、全熱交換器、LED照明、節湯水栓、高断熱浴槽等を設置。基準一次エネルギー消費量から40%以上を削減する。
 また、創エネに関連し、太陽光発電パネルによる発電電力の各住戸への配分、燃料電池「エネファーム」の導入を行なう。断熱性の向上に伴う基準一次エネルギーの削減に加えて、発電分をさらに差し引くことで、基準消費量から100%以上の消費エネルギーを削減。昨今上昇傾向にある電気代の低減にもつなげる。

 これらにより同物件は、「ブリリア」シリーズで初めてZEH-M最高ランクの基準を満たすほか、建築総合性能評価システム「CASBEE」による建築物環境性能評価で最高位のSランクを取得予定。

 竣工は2025年3月を予定する。

 同社では近年、中長期目標である「CO2排出量を30年度までに40%削減(19年度比)、50年までにネットゼロ」に向け、脱炭素の取り組みを強化。住宅事業においては「原則としてすべての分譲マンション、賃貸マンションにおいてZEHを開発」を目標に掲げている。


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