不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

エネルギー単価急上昇でコストが増加

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は11日、「オフィスビルエネルギー消費量およびコスト調査」の結果を発表した。

 同社グループが運営する首都圏の一般的な賃貸オフィスビルのうち、有効なデータを得られた約100棟を対象に、エネルギー消費量・単価・コストの推移について調査したもの。調査期間は09年4月~23年6月。今回(23年1~6月)より発表期間を見直し、半年に1度に変更した。

 23年1~6月のエネルギー消費量は、1ヵ月・1平方メートル当たりの110.3MJ(前年(通年)比5.2%減)となった。10年間と比べて約33%減少しており、ここ10年で最低値だった。

 同期の月当たりのエネルギー単価は、平均で1MJ当たり3.02円(同0.37円上昇)。16年以降は比較的安定して推移。調査開始以来の単月最高値は22年12月の3.52円/MJで、その後は下落傾向となっている。

 同期の1ヵ月・1平方メートル当たりのエネルギーコストは、330.0円(同31.3円増加)と上昇。エネルギー単価の急上昇により、コストが増加したと見ている。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら