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都内のマンション2物件が環境認証・認定を同時取得

「リビオシティ文京小石川」外観イメージ

 日鉄興和不動産(株)は26日、計画・開発中の分譲マンション「リビオシティ文京小石川」(東京都文京区、総戸数522戸)・「リビオタワー品川」(東京都港区、総戸数815戸)が、環境共生プロジェクトの認証・認定である「ABINC認証」および「SEGES認定」を同時取得したと発表した。

 ABINC認証は、(一社)いきもの共生事業推進協議会が、生物多様性の保全を目標に、環境づくりや維持管理、地域とのコミュニケーションについて評価した物件に認証するもの。

 SEGES認定は、(公財)都市緑化機構が、建設や開発など都市開発事業における緑の保全・創出計画を一定基準に沿って評価・認定する制度。

 「リビオシティ文京小石川」は、敷地面積約1万2,487平方メートル。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・地上10階建て、延床面積約4万3,153平方メートル。2024年4月1日着工、26年10月30日竣工の予定。ABINC認証では周辺の自然環境を調査し、生物多様性に貢献する環境づくりや多様な団体との連携を想定している点が、SEGES認定では屋上緑地等により居住者にサードプレイスを提供すること等が評価された。

 「リビオタワー品川」は、敷地面積約6,821平方メートル。鉄筋コンクリート造地上34階建て、延床面積約7万6,500平方メートル。23年1月10日着工、26年7月31日竣工の予定。ABINC認証では、敷地内の在来種を主体とした植物や水辺などを保全し、四季の彩が豊かな空間の創出が生物多様性に配慮すること等が、SEGES認定では再開発が進む品川駅周辺での計画において、緑陰形成やレインガーデンによる雨水浸透、防災、レクリエーション等、多機能な緑地を計画し、地域・環境貢献に努めた点が評価された。

「リビオタワー品川」外観イメージ


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