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田園調布に介護付有料老人ホーム/JR西、住林

「グランフォレスト田園調布」外観

 住友林業(株)は29日、同社グループが運営する介護付有料老人ホーム「グランフォレスト田園調布」(東京都大田区、居室数78室)を報道陣に公開した。

 同施設は事業主であるJR西日本プロパティーズ(株)より住友林業グループが開発・運営の依頼を受けて開発したもの。JR西日本プロパティーズは、住友林業に建物一棟を賃貸。施工はコーナン建設(株)、運営はスミリンフィルケア(株)が手掛ける。スミリンフィルケアが運営する介護付き有料老人ホームは17棟目。

 東急東横線「多摩川」駅徒歩9分に立地。敷地面積1,993.42平方メートル。鉄筋コンクリート造地上5階建て、延床面積3,794.21平方メートル。

 介護居室面積は20平方メートル。木質感のあるフローリングや建具を採用している。ベッドにはセンサーマットを設置し、離床や心拍数・呼吸数等を感知し、24時間常駐しているケアスタッフに通知する。また、天井やトイレ、入口などに見守りセンサーを取り付け、居室温度・湿度、トイレの回数などを記録。異常値が検出された場合は、職員が駆け付けるなど、ICTを活用し、要介護者の夜間徘徊や立ち上がり動作に伴うケガを防止する。

 屋上や中庭は、入居者が自由に出入りできるくつろぎの空間として開放。在来種を中心に植樹し、生き物の住処となる巣箱や、鳥が水を飲んだり水浴びをするためのバードバスも設置した。BELSをはじめ、生物多様性保全の取り組み成果を認証する「ABINC」を有料老人ホームとして初めて取得。環境にも配慮した施設とした。

 料金は、前払金プランで入居金1,470万円~、月額利用料24万3,000円~。月払プランで月額利用料48万8,000円~。開設は10月1日。9月28日時点で22人の入居が決まっている。「グランフォレスト」シリーズの中でも入居者が決まるペースが早く、立地の良さや価格面が好評だという。

吹き抜けの開放的なロビーからは、中庭が眺められる


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