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オリックス不、京田辺市に環境配慮型物流施設

「京田辺ロジスティクスセンター」外観

 オリックス不動産(株)は10日、物流施設「京田辺ロジスティクスセンター」(京都府京田辺市)の竣工を発表した。

 京奈和自動車道「田辺西」ICから約0.6km、第二京阪道路「枚方東」ICから約3.9kmに位置。敷地面積1万2,479.90平方メートル、延床面積2万15.54平方メートル、鉄骨造地上3階建て。
 1階に最大19台(10t車、一部4t車)が同時接車できるバースを構え、梁下有効高は約5.5mを確保。荷物用エレベーター2基、垂直搬送機2基を実装した。

 事業継続計画(BCP)として、24時間稼働想定の非常用発電機を設置。敷地内には防災備蓄倉庫を備え、ヘルメットや防水シート、懐中電灯、簡易トイレなども備蓄する。

 屋上には太陽光発電設備を設置し、発電した電力は施設内で利用することが可能。天候の影響や夜間などで発電量が不足する場合は、同社より非化石証書(トラッキング)付きの電力を供給することで、100%再生可能エネルギー由来の電力を提供する。駐車場には電気自動車(EV)充電スタンド2基を設置するなど、環境面に配慮。建物はCASBEE(新築)Aランクを取得した。

 なお、総合物流企業の(株)バンテックが、特定荷主専用の商品供給拠点として1棟利用することが決定している。


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