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不在時でも住戸玄関前まで荷物を配達するマンション

 三井不動産レジデンシャル(株)は11日、分譲マンション「(仮称)池田山プロジェクト」(東京都品川区、総戸数21戸)に、「Amazon Key for Business」と次世代型宅配システム「Pabbit」を同時に導入すると発表。不在時でも配達可能なサービスの提供を開始する。

 「Amazon Key for Business」は、Amazonの委託先ドライバー(配送サービスパートナー)が指定されたマンションに配達する商品を持っている時のみ、配送アプリからオートロックを解錠。玄関前を含む入居者指定の場所に商品を届ける。「Pabbit」は、宅配事業者が配達中の荷物を持っているとき、かつ入居者が不在のとき、伝票番号や荷物情報等によりオートロックを解錠して入館することで、各住戸専用ロッカーへ荷物を届けることができるサービス。
 これらを同時に導入することで、宅配事業大手3社(佐川急便(株)、日本郵便(株)、ヤマト運輸(株))、Amazonの委託先ドライバーが配達する荷物を住戸玄関前に届けることが可能となる。同物件では、配達された荷物が歩行の妨げとならないよう、住戸玄関前に専用宅配スペースを設置する。

 同サービスを導入することで、再配達の減少によるCO2排出量の削減にも貢献する。今後、同社が分譲する新築マンションに同サービスを順次導入していく。


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