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東急(株)は、分譲マンション「ドレッセ鷺沼レジデンス」(川崎市宮前区、総戸数47戸)を11月にも発売する。ZEH Orientedを標準仕様とする「ドレッセ環境基準」を策定後、初の分譲物件の一つ。設備仕様のクオリティはそのままに専有面積をコンパクトにし、その分共有スペースの充実を図り生活利便性を高めた意欲作。
同物件は、東急田園都市線「鷺沼」駅徒歩6分に立地する、鉄筋コンクリート造地上6階地下1階建ての分譲マンション。建設地は店舗跡地で、南面に向け緩やかに傾斜。南側には国道246号線の高架が走っており、3階部分までが国道に被さる。駅に近い3階がメインエントランスとなる。
地元の一次取得者層をメインターゲットに、販売価格を抑えるため間取りは3LDK、専有面積も66~70平方メートルとコンパクトにしている点が特徴。同社の「ドレッセ」では初の試み。その分、地下1階の約140平方メートルのスペースを入居者の共用施設「ファンクションゾーン」としてさまざまな機能を持たせている。
「ファンクションゾーン」には全戸分のトランクルーム・ロッカーコーナーと、ワークルーム2室で構成。トランクルームは、手洗い所と作業台を設置。ロッカーコーナーは、自宅に戻らなくても荷物の一時置きができる小物収納スペースとして提供する。ワークルームは書斎タイプと親子で使えるタイプを用意。オフィス家具メーカーの(株)オカムラが監修した。
住戸は、二重床・二重天井、天井高2,450mm。リビング側は連窓サッシとし、Low-E仕様の二重サッシもしくは防音サッシ。床暖房はLDと洋室2室に設置。カップボード、御影石天板キッチン、ディスポーザー、食洗器、保温浴槽、収納式スライドウォール、浄水器、物干しポールなどが標準。
今年6月にホームページをオープンし、すでに1,000件超のエントリーを集めている。9月16日よりモデルルームの事前案内を開始し、160組が来場。地元宮前区と隣接する高津区、中原区からの来場が半数以上。都内世田谷区からも2割弱が来場。駅近のロケーション、再開発が予定されている鷺沼駅前のポテンシャル、ZEHの省エネ性などがファミリー、プレファミリーに評価されているという。
1期の販売戸数、正式な販売価格は未定だが、国道が被さる3階以下の住戸が6,000万円台後半、それ以上が7,000万円以上、坪単価350万円以上となる見込み。竣工は2024年10月予定。
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