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住友不、スタートアップ支援オフィスで新ブランド

「グロース六本木」の執務スペース

 住友不動産(株)は24日、インキュベーションオフィスの新ブランド「GROWTH(グロース)」を立ち上げた。併せて、2024年春までに東京都心7施設、関西圏2施設を開業することも明らかにした。

 グロースは、シードステージや創業期のスタートアップ企業がメインターゲットで、それらの企業を支援する目的で通常より敷金を抑え、通信環境も完備したセットアップオフィスを用意する。法人登記も可能で、賃貸契約も席単位から個室まで企業の成長段階に合わせて柔軟に対応する。現在、東京・虎ノ門や渋谷に3施設を展開している。

 一部施設では国内のベンチャーキャピタル各社と共同運営。現役のベンチャーキャピタリストによる助言・サポートを受けられると共に、交流会などを通じて起業家同士のコミュニティ形成、同社オフィスビルのテナントや取引先の大企業等を招いたピッチイベント定期開催するなど、多方面から支援する。

 11月には、(株)SBI PEホールディングス(東京都港区、代表取締役:北尾吉孝氏)と連携して住友不動産六本木グランドタワー2階に「グロース六本木」(東京都港区)を開業する。SBI PEHDの投資先を中心としたスタートアップ企業がメインターゲットで、定期セミナーやイベント等を通じて起業家を支援していく。

 今後、東京の神田や新宿、大阪の中之島などで開業を予定している。


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