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マンションに「バーチャル森林浴」を導入/長谷工

「サステナブランシェ本行徳」実験住戸に導入した「バーチャル森林浴」

 (株)長谷工コーポレーションは25日、エステー(株)と共同で、賃貸マンション「サステナブランシェ本行徳」(千葉県市川市、総戸数36戸)の実験住戸に「バーチャル森林浴」を設置し、利用者のリラックス効果を検証すると発表した。

 「サステナプランシェ本行徳」は、1990年築の既存の企業社宅を全面改修し、建物運用時のCO2排出量実質ゼロを目指す自社賃貸マンションプロジェクト。東京メトロ東西線「妙典」駅より徒歩6分に立地。敷地面積約1,651平方メートル、延床面積約3,071平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建て。改修工事は2023年9月竣工。

 実験住戸では、フォレストデジタル(株)が提供する空間型VR「uralaa(うらら)」を導入。共用部内の天井、壁の4面に森などの自然空間の映像を投影する。音は、前後上下左右の音の移動感や全方位での音の定位感を再現するために、マルチサラウンドシステムを採用。北海道トドマツの香りも用いてストレス解消効果についても検証する。

 同社では、利用者の気分的変化や脈拍など自律神経への影響を長期的に検証し、効果測定を行なっていく。


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