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成増の木造戸建てを女性用シェアハウスに

 (株)ジェクトワンは1日、空き家となっていた築56年の一戸建てを女性専用シェアハウスに再生した「ソシア成増」(東京都練馬区、全7部屋)をオープンした。

 同社が展開する空き家活用サービス「アキサポ」を活用。同物件の相続人は遠方に住んでいたため、管理や手入れが行き届かず、空き家となっていた。ネズミやシロアリ等の害獣・害虫の被害が見られたため、害獣駆除やシロアリの防蟻処理を行ない、リノベーション工事を実施。床の張替えや天井の修繕、屋根の板金補修等を実施した。

 活用にあたっては、駐車スペースがないものの建物は広く、間取りはファミリー向けの賃貸よりもシェアハウスに適していると判断。シェアハウス運営の横山保全(株)と、“共用スペースで本を楽しめる”をコンセプトに、女性専用のシェアハウスに決定した。

 1階は壁に漆喰を塗り古民家カフェのような風合いに。2階はクロスを張りシックで落ち着いた内装とした。リビングにある木製造作本棚は、各々が好きな本を読んだり、好きな本を置いて紹介したりと、交流できるように工夫している。

 同物件は東京メトロ有楽町線「地下鉄成増」駅徒歩11分、東武東上線「成増」駅徒歩14分。建物は木造亜鉛メッキ鋼板葺2階建て。

築56年の建物には害虫被害も見受けられた
リノベ後の「ソシア成増」内装


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