|
|
三菱地所レジデンス(株)は10日、10月末に竣工した分譲マンション「ザ・パークハウス上野毛テラス」(東京都世田谷区、総戸数29戸)を報道陣に公開した。同社が都心エリアで竣工させた初のZEHマンション(Oriented)。11月18日より、建物内モデルルームの事前案内会を開始。2024年2月上旬から1期の販売を行なう。
同物件は、東急大井町線「上野毛」駅徒歩8分に立地する、鉄筋コンクリート造地上5階建てのマンション。建設地は駐車場跡地で、都道沿いが第一種住居地域となり地上5階建て、それ以外は第一種低層住居専用地域で地上3階建てとなる。周囲はかつての別荘地の雰囲気を引き継いだ低層住宅街が広がっており、武蔵野台地の中でも最も標高が高いエリアに位置している。
建物は、ZEH Oriented仕様かつ低炭素建築物認定を取得。ハードだけでなく、周辺環境の心地よさを室内に取り込み、エネルギーを使わないで快適な生活を実現できるよう、ワイドスパンのフルバルコニー、バルコニーから螺旋階段でつながるルーフテラスなどを提案しているのが特長。建物仕様に加え、周辺環境やコンセプトを理解してもらうため、竣工販売を行なう。
住戸は、全13タイプ。1LDK~3LDK、専有面積約38~84平方メートル。同社初の試みとして、全戸のフローリングをチーク材の天然無垢フローリングとした。温かみのある風合い、足ざわりの良さ、優しい香りなどが特長。購入者にはオイルや紙やすり等のメンテナンスキットを用意する。ただし、床暖房は用意していない。内廊下方式、二重床二重天井、天井高は2,500mm。ディスポーザー、食洗器、カップボード、防災ロッカー、Low-Eサッシなどが標準。テラス付き住戸は3階に2戸、5階に1戸用意。宅内のWi-Fiが使え、スロップシンクが付く。
1期の販売戸数・価格は未定だが、1階の1LDK(38平方メートル)が6,000万円台前半、2階の2LDK(52平方メートル)が8,000万円台後半、最も広い5階の3LDK(84平方メートル、ルーフテラス付き)が1億7,000万円台前半を予定している。8月1日にホームページをオープン。これまでのエントリー数は1,300件を超えている。エントリーの半分は世田谷区在住者で、東急線沿線を中心に目黒区、品川区、大田区からの反響が続く。また、東京・横浜それぞれへ30分前後でアクセスできる環境から、川崎市・横浜市在住者の反響も多いのが特徴。11月18日からの事前案内会は、12月第1週まで満席という。