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RETが設立5周年イベント

多くの参加者が基調講演等に耳を傾けた

 (一社)不動産テック協会は21日、参議院議員会館(東京都千代田区)で設立5周年イベントを開催。会場には、河野太郎デジタル大臣が来場したほか、同協会の役員・会員・非会員など多くが集まり盛況となった。

 基調講演として、米国のベンチャーキャピタルであるメタプロップでアジア太平洋地域のディレクターを務める村上知旨氏が「海外不動産テックVCから見た日本の不動産テック市場」と題してレクチャー。村上氏は、米国のベンチャーマーケットについて紹介した後に、日本の不動産テック市場について「米国で成功したビジネスモデルを日本でも取り入れる動きが目立ってきており、いい動きだ。また、米国では破綻したWeWorkが日本では好調なように、米国での失敗は日本でも通用しない、というわけではない。日本の大手企業による市場占有率の高さや、不動産データの透明性など、日米の市場性や商慣習の違いを意識して、対応しなければならない」などと語った。

 その後、同協会各部会のメンバーが活動を報告。イベントの最後には、同協会共同代表理事の滝沢 潔氏が「5年が経過し、行政に業界の意見を届けるという役割はかなり果たせていると自負しているが、今後はもっと会員会社を協会活動に巻き込んでいきたい。来年は会員からの声をより一層吸い上げ、10周年を目指して活動していきたい」などと挨拶した。


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