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海洋プラスチック廃棄物でリノベ/コスモスI

海洋プラスチック廃棄物を混ぜ込んだタイルを玄関に設置した
ビーチレジャーに出掛けやすい導線とした

 (株)コスモスイニシアは11日、アップサイクルタイル素材を用いたリノベーション住戸「パークハウス鵠沼海岸」(神奈川県藤沢市)を竣工したと発表した。

 小田急電鉄江ノ島線「鵠沼海岸」駅徒歩6分立地のマンション住戸を改修した。間取りは3LDK、専有面積は76.80平方メートル。2020年から展開している郊外リノベーションマンション「海プロジェクト」シリーズの第9物件目。

 “きれいな海と豊かな暮らしをつないでいきたい”との思いから、物件の目前に広がる鵠沼海岸で、ビーチクリーン活動を実施。拾い集めた海洋プラスチック廃棄物を混ぜ込んだタイルを製作し、住戸のアクセントとして玄関などに配した。このほかにも、ペットボトル等をリサイクルした糸を用いたレースカーテンなど、環境に配慮した内装材を積極的に採用した。バルコニーには前面道路につながる扉とシャワーを設置するなど、ビーチレジャーに出掛けやすい導線を意識。洋室にはサーフボードが架けられるスペースも設けた。

 今後も湘南エリアにおいて、同じくアップサイクルを利用した建材等を採用するリノベーションマンションを展開する計画。2024年1月に「ヴィルヌーブ片瀬江ノ島」(小田急電鉄「片瀬江ノ島」駅から徒歩4分)、24年3月に「東急ドエルアルス逗子ウイングコースト」(JR 横須賀線「鎌倉」駅からバスで15分+徒歩5分)を販売開始する予定。


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