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戸建住宅で「断熱等性能等級6」を標準化/積水化学

 積水化学工業(株)は19日、2024年1月より一般地で展開する平屋・2階建ての戸建住宅全商品について、「断熱等性能等級6」仕様を標準化すると発表した。

 同社は脱炭素社会への貢献や光熱費高騰などの社会課題への対応を目的に、鉄骨系・木質系のいずれの戸建住宅においても断熱・省エネ性能が高い住宅を供給してきた。
 25年4月に予定されている断熱等級4の省エネ基準義務化や、国が目指している30年までの断熱等級5相当(ZEH水準)への義務化基準の引き上げを前に、それを上回る断熱等級6を標準化する。

 今回の取り組みでは、同社の強みである工場生産による気密・断熱施工で室内の熱を逃がさない「あったかしっかり断熱」を展開。大型機械による正確な施工と雨に濡れにくい作業環境で品質を確保することで、部材共通化や物流効率化によるコスト抑制も図る。

 鉄骨系は、高強度の柱と梁をつなぎ合わせた筋交いのない「ボックスラーメン構造」、木質系は2×6材の強い壁・床を金物で一体化した「アルティメイトモノコック構造」により、自由度の高いプランニングが可能なユニット工法を採用。多彩な開口デザインや開放的な室内空間を実現し、デザイン性と断熱性を両立させた住宅を提供していく。


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