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24年オフィス供給量、大阪は過去10年で最大規模

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は17日、東京23区および大阪市の2024年オフィスビル新規供給量の予測を発表した。今年竣工する延床面積3,000坪以上で主な用途がオフィスであるビルが対象。

 東京23区の24年の新規供給量は11万8,000坪と、過去10年平均の17.0万坪を下回る見込み。24~27年の供給量は52.5万坪となる予定で、25年に最も供給量が増加。供給量の85%は都心5区(千代田区・中央区・港区・渋谷区・新宿区)に集中。中でも、港区は22万7,000坪と、全体の43%を占める。

 延床3,000坪以上1万坪未満の中規模物件の24~27年の年平均供給量は1万9,000坪と、過去10年平均(2万1,000坪)を下回る見込み。延床1万坪以上の大規模物件の24~27年までの年平均供給量(11万2,000坪)も、過去10年平均(14万9,000坪)を下回るとみられる。

 23年末オフィスストック(1,311万坪)に対する供給量(24~27年)の割合である新規供給率は、4.0%(年平均1.0%)程度を見込む。

 大阪市の24年の新規供給量は9万9,000坪と、過去10年で最大規模となる。24~27年の合計供給量は15万坪。年平均は3万8,000坪となり、過去10年平均の1.4万坪を上回る。新規供給率は、5.2%(年平均1.3%)程度を見込む。


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