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撤去電柱を地盤改良材として再利用/ヤマダH

 (株)ヤマダホームズは24日、東電物流(株)と東京電力パワーグリッド(株)と協業し、撤去電柱のアップサイクル製品であるリボーンポール・パイルを、戸建住宅の地盤改良材として活用していくと発表した。

 リボーンポール・パイルとは、無柱電化工事等のために電柱を分割・切断して抜いたものから、健全なものを選別しパイルとして切断・加工。非破壊強度試験や中性化劣化診断などを実施して合格品のみをパイル製品として利用する東電物流の商品。

 リボーンポール・パイルを戸建て住宅用の地盤改良材として適用するため、3社による実証実験を重ねてきた。その結果、通常の住宅の住宅用地盤改良工事と比べても十分な地耐力を保ち、強度面や靭性面で優位性が発揮できるとともに、現状のリサイクル処理過程で二酸化炭素排出を抑制できることが分かった。また、材料価格変更の影響が少なく、安定した製品価格の維持が可能となることなどから、国内産杭状地盤改良材として採用することになった。

 ヤマダホームズは、関東エリアにおいてリボーンポール・パイルを用いた地盤保証付き工法を適用していく。


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