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北広島駅周辺開発、第2弾に着手/日本エスコン

「レ・ジェイド北海道北広島」の外観パース。隣接する北広公園を一体的に整備する
エントランスラウンジの完成イメージ。地域交流拠点としての活用も計画している

 (株)日本エスコンは14日、JR千歳線「北広島」駅周辺で進める市有地開発「駅西口周辺エリア活性化事業」(北海道北広島市)の第2弾として、B敷地における整備に着手したと発表した。

 同駅は、プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」の新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の玄関口。今回は、2022年7月に着工したA敷地における商業施設「tonarie(トナリエ)北広島」とホテルの複合開発に続くもので、北広公園の隣接地に分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」(総戸数197戸)を開発。併せて、北広公園の整備にも取り組む。

 同マンションは、敷地面積5,514.04平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階地下1階建て、延床面積2万3,943.85平方メートル。間取りは1LDK~4LDK、専有面積45.20~152.71平方メートル。駅とはA敷地を経由して、歩行者デッキで徒歩4分で直結する。A、B敷地を通る形で駅と公園をつなげることで、新たなにぎわいの創出を図る。
 共用施設として2層吹き抜けのパーティールームやコワーキングスペースを備える。さらにエントランスラウンジは地域交流拠点としても利用できるよう計画。屋外の公開空地と合わせて地域のお祭りや展示会といったイベントに活用できるようにする。
 屋上には、最上階住戸専用のプライベートテラスと、居住者全員が利用可能なパブリックテラスを用意。また1階部分には、物販店舗やクリニックといった生活利便施設、認可保育所の入居を計画している。

 同日の記者発表会に出席した北広島市長の上野 正三氏は、高齢化により市の人口が自然減となっていることに触れた上で、「若い方を対象にしたマンションということで大変期待をしている」とコメント。日本エスコン開発事業本部の長嶋 俊彰氏は「道外からも問い合わせを多数いただいている」と述べた。

 マンションの着工は6月、竣工は26年9月を予定。

2層吹き抜けのパーティールームの完成予想図
屋上に設けるプライベートテラスとパブリックテラスの完成予想CG


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