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アパ、上野エリアに7棟目のホテル開業

「アパホテル〈上野 御徒町駅前南〉」外観

 アパホテル(株)は14日、「アパホテル〈上野 御徒町駅前南〉」(東京都台東区、総客室数182室)を開業した。

 JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅徒歩2分、東京メトロ日比谷線「仲御徒町」駅徒歩4分、東京メトロ銀座線「末広町」駅徒歩4分、都営大江戸線「上野御徒町」駅徒歩5分に立地。建物は鉄骨造地上14階建て。同社のホテルとしては、台東区で17棟目、上野エリアでは7棟目となる。

 客室は、スタンダードルーム168室(11平方メートル)、トレインビュールーム12室(同)、デラックスツインルーム2室(23平方メートル)で構成。新たな試みとして、外国人利用客が快適に過ごせるよう、客室内の机と椅子の高さを従来よりも50mm、スリッパ掛けの高さを300mm上げた。また、部屋ごとに冷暖房の切り替えができる「冷暖房フリー空調」を3フロア(8~10階)・42室に採用。明るい照明が苦手な利用客でも心地よい明るさで過ごせるよう全客室の主照明を調光可能にした。

 1階には、ホテルでは初となる(株)串カツ田中ホールディングスの「鳥と卵の専門店 鳥玉」が出店し、宿泊客向けに朝食を提供。一般客向けにランチ営業する他、夜は「串カツ田中」として営業する。宿泊料金は、スタンダードルーム1人利用で1万5,000円(サービス料・税込み)~。

 開業セレモニーであいさつしたアパグループ社長兼CEOの元谷一志氏は、「当社は中期5ヵ年計画で、27年3月末までに15万室展開を目指しており、11万7,000室も見えてきている。23年の訪日外国人は2,500万人を突破し、コロナ禍前の約8割にまで回復した。今年は4,000万人に達するだろう。当社も2月10日に日商10億超と、過去最高の売り上げを更新したが、これはインバウンドの寄与が大きい。需要に即した客室づくりを行ない、快適な空間を提供する」などと述べた。

客室「スタンダードルーム」(2名利用)


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