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23区オフィス空室率、7ヵ月連続の改善

 (株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、2024年2月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は、東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。

 東京23区のオフィス空室率は3.29%(前月比0.09ポイント低下)と23年8月から7ヵ月連続の改善。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.90%(同0.06ポイント低下)となった。

 エリア別の空室率は、都心5区は3.09%(同0.11ポイント低下)、周辺18区が3.91%(同0.04ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が4.71%(同0.06ポイント低下)、周辺18区が5.50%(同0.11ポイント低下)。

 都心5区の区別では、空室率が高い順に、中央区4.04%(同0.13ポイント低下)、港区3.97%(同0.14ポイント低下)、新宿2.52%(同0.01ポイント低下)、渋谷区2.27%(同0.07ポイント上昇)、千代田区1.91%(同0.15ポイント低下)。

 規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.28%(同0.19ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.29%(同0.02ポイント上昇)。募集面積率は、大規模ビルが5.14%(同0.16ポイント低下)、中小規模ビルが4.62%(同0.06ポイント上昇)となった。

 空室面積は32万2,000坪(同1万坪減)。空室増減量は、増加が3万3,000坪(同4,000坪減)、減少が4万3,000坪(同6,000坪減)と、減少が増加を上回った。


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