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東京建物、川崎の新築マンションを実質100%再エネ化

 東京建物(株)は6日、開発中の分譲マンション「Brillia 新百合ヶ丘」(川崎市麻生区、総戸数79戸)の電力を実質100%再生可能エネルギー化すると発表した。

 (株)つなぐネットコミュニケーションズが、自家消費ができ、かつPPAが成り立つ太陽光発電設備を建物屋上に設置。オンサイトPPAモデルによる太陽光発電の導入は「Brillia」シリーズ初となる。太陽光発電で賄い切れない電力は「Msmart(エムスマ)電力一括受電サービス」による再エネとみなした電力にて供給。これにより実質100%再エネ化を実現する。

 「Msmart電力一括受電サービス」は、つなぐネットが地域電力会社などから高圧電力を一括購入し、マンション内の変電設備で低圧に変換して各住戸専有部に供給し、各住戸の電気料金を削減するサービス。居住者は通常電力の個別契約よりも基本料金や電力量料金が廉価になる。また、停電時は太陽光発電を自立運転に切り替えることで、スマートフォン・バッテリー等への充電も可能となる。

 なお、同マンションは、住棟で「ZEH-M Oriented」、全住戸で「ZEH Oriented」の基準を満たすBELS認証、低炭素建築物の認定を取得しており、CO2排出削減にも貢献する。

 敷地面積約2,930平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上6階建てで、延床面積約6,732平方メートル。専有面積は約69~90平方メートル(2LDK+S~4LDK)。竣工は2025年4月、引き渡しは同年6月の予定。


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