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東建不販、物件データの登録をAIで自動化

 東京建物不動産販売(株)は12日、AI-OCRと生成AIを組み合わせた仕組みにより、同社管理システム等への不動産物件情報の登録業務を効率化するソリューションを、トランスコスモス(株)と共同開発したことを発表した。

 物件登録情報に関する書類はフォーマットが多様で、手書きの書類もあるため、所定の書式に変換するには多くの手間がかかることが課題となっている。これに対して、AI-OCRにより物件情報のテキストデータ化、さらに生成AIによる必要なテキストデータを抽出・要約することで、入力作業の大半を自動化することに成功した。加えて、物件情報に必要な地図情報も自動取得する機能も搭載している。

 今後、両社は登録情報の精緻化をさらに推進していくのに加え、不動産業界特有の各種業務の効率化に向け、DXによる業務最適化をさらに進めていく。


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