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シンガポールに進出/明豊エンタープライズ

 (株)明豊エンタープライズは12日、同社が展開する新築1棟投資用賃貸住宅について、海外投資家への販売強化を目的にシンガポールに進出すると発表した。

 外国為替市場での円安加速やインバウンド需要回復の影響等により、シンガポールにおける日本の不動産投資に対する需要は拡大傾向にある。同社は2023年に台湾で実施したセミナーを皮切りに、アジア圏での販売ルート拡大に注力しており、23年7月期(22年8月~23年7月)における海外投資家の購入物件棟数は12棟、今期も24年2月末現在で7棟と好調に進捗。

 また、シンガポールは23年の日本の不動産への投資額が約4,500億円になるなど、不動産ファンドをはじめとした投資家の動きも活発。こうした背景からシンガポールでも主力商品である投資用1棟賃貸マンション「EL FARO(エルファーロ)」の個別商談会を現地仲介業者を主体に実施した。

 同社は、台湾とシンガポールにおける個人・機関投資家への販売活動を継続するとともに、アジア圏に向けた販売を強化していく考え。4月は海外販売活動専門部署の設置や非居住者対応の管理体制を構築。5月には香港で個別商談会の開催を予定している。


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