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プレ協住宅部会、リフォーム人材の育成を強化

 (一社)プレハブ建築協会は26日、住宅部会の活動報告を行なった。

 現在、住宅部会に所属する会員は20社。2023年度は、同部会による会員の行動ビジョン「住生活向上推進プラン2025」(21~25年度)の目標達成に向けた活動を推進(同プランの実績は23年11月2日のニュースを参照)。人材育成や、法改正・住宅政策等への対応、国への提言・要望に関して活動を展開した。23年11月には「住宅部会ゼミナール」を開催。国土交通省および経済産業省の最近の施策について講話を行なったほか、建築DXについて学識者を招いた講演を行なった。また、同年12月に「すまい・まちづくりシンポジウム」、24年1月に「環境シンポジウム」など、各種のシンポジウムやイベントを実施した。

 各委員会の報告では、住宅ストック分科会が24年度にリフォームの人材育成を強化すると発表。21年度にスタートし、21~23年の3年間で対面・オンライン合わせて8回開催、463人が受講した「プレハブ住宅リフォームコーディネーター(PRC)講習」の開催回数を24年度は年間4回に増やすという。講習内容についても、従来の建材・仕様など「モノ」を重視したリフォームからより顧客の琴線に触れるリフォームが提案できるようなノウハウづくりを行なっていくという。

 また、CS品質委員会では、17年に開始した「プレハブ住宅点検技術者資格認定制度」を推進。5回の講習会を行ない、新たに514人が資格を取得し、資格取得から5年経過した有資格者の更新講習も行ない、341人が資格を更新。この結果、有資格者の合計は2,208人となった。


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