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明豊EP、目黒に投資家向け常設モデルルーム

地元・目黒のインテリアショップの商品でステージングされたモデルルーム

 (株)明豊エンタープライズは27日、新築一棟投資用マンション「EL FARO(エルファーロ)」の常設モデルルームを、東京都目黒区の「エルファーロ目黒I」(総戸数12戸)に開設した。地元目黒に店を構えるインテリアショップ等とコラボレーションして室内をステージング。投資家へのプロモーションだけでなく、入居者向けへのインテリア提案、地域住民を対象にしたイベントの場としてなど、地域活性化やCSR活動の場としても活用していく。

 同社は、2009年に本社を目黒区に移転。15年にわたり目黒を拠点としてきた。また、城南・城西エリアを中心に販売してきたエルファーロシリーズも竣工50棟を達成したことから、新宿区神楽坂のモデルルームを目黒に移転し、地域密着をアピールし販売促進を図る。

 同時に、地元目黒通り沿いのいわゆる「目黒インテリアストリート」で営業するインテリアショップと連携して、新モデルルームを拠点に地域活性化活動に取り組む。目黒インテリアストリートには30店舗以上のショップが立ち並び、ショップオーナーのコミュニティが中心となり地域でイベント等を開催してきたが、コロナ禍や世代交代から23年末で活動が止まっていた。

 そこで、モデルルーム室内をインテリアストリートのショップが提供するインテリア商品でステージング。モデルルーム来場者にインテリアを紹介し、投資家への物件販促とともに、入居者や地域住民、リフォーム検討者等に商品やショップをアピール。インテリアストリートへの誘客を図る。

 モデルルームは「エルファーロ目黒I」2階の1LDK(専有面積約41平方メートル)をオーナーから借り上げて開設。DINKSの入居を想定し、ストリートにあるショップ4店がダイニングテーブル、ソファー、ダイニングチェア、リビング・スタンド照明、フラワーベースを提供した。各商品にはQRコードが添付され、その場でショップにアクセスできる。今後も、ストリートのショップの商品を使って、定期的にインテリアを変えていく方針。各ショップも協力に合意しているという。

 同日会見した、同社執行役員事業企画室長の杉本圭司氏は「目黒は当社第2の創業地。モデルルームでのコラボを通じ、インテリアストリートをもっと地域の方々に知っていただき、ショップ同士、地域住民同士のつながりを深くしていきたい。今後は、モデルルームでのワークショップやショップ合同の販売会といったイベントを共同で開催し、地域活性化に取り組んでいきたい」などと抱負を述べた。

 エルファーロは、年間30棟前後を販売する同社の主力商品。1棟平均6億円で、個人投資家や企業、インバウンドなどに販売している。

ショップが提供した商品にはQRコードが付けられ、商品の詳細やショップ情報にその場でアクセスできる
「エルファーロ目黒Ⅰ」外観


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